会長挨拶

一般社団法人 神緑会
会長 木戸良明

木戸良明会長写真
 この度、前田盛前会長を引き継ぎ、一般社団法人 神緑会会長に就任しました木戸良明です。よろしくお願いいたします。


【自己紹介】
 昭和61年の卒業で、卒業後、故馬場茂明教授が主宰されていた旧第二内科学講座に入局しました。大学病院で1年間、市立伊丹病院で2年間臨床研修をした後、大学に戻り、研究を開始しました。馬場教授の専門の糖尿病ではなく、大槻眞先生のもとで、慢性膵炎のモデルを作成し、CCKホルモンの関与について研究をしておりました。その後、春日雅人先生が、馬場教授の後任教授として赴任され、大槻先生が産業医科大学の教授として神戸大学を離れられましたので、春日先生の指導のもと分子生物学の手法を取り入れた研究を始めました。1997年からは、春日先生のご推薦でアメリカのNIHのDomenico Accili博士のもとに糖尿病研究のために留学をしました。1999年からはAccili博士がニューヨークのコロンビア大学に移られましたので、一緒にニューヨークに移りました。2000年に帰国してからは、大学で糖尿病の成因(膵β細胞)に関する自分の研究グループを持ち、助手から助教、講師を務めさせていただき、春日教授の最後の医局長を務めました。春日先生が2008年に国立国際医療センターに移られた後に清野進先生生が教授になられました。清野先生には同じ膵β細胞研究者として多くのご指導をいただきました。その後、清野先生のご推薦もあり、保健学研究科に移りました。2013年からは、保健学研究科の副研究科長、2016年からは研究科長に就任し、この3月まで務めました。この間、部局長として本部の部局長会議等に出席し、神戸大学全体の組織や方針について学びましたし、保健学研究科という一つの研究科をどのように運営していくかということに関しても勉強させていただきました。このように、神戸大学に入学してからは伊丹での臨床研修の2年間とアメリカ留学中の3年間を除いた 24年間は大倉山で過ごしましたし、その後の名谷も含めると人生の半分以上の35年間神戸大学にいたことになります。


【神緑会との関わり】
 私は決して優等生ではなく、大学を卒業して以来、神緑会の総会等にはあまり参加してきませんでした。神緑会だけではなく、同門会などの集まりにも積極的に参加するタイプではありませんでした。今の若い先生方もそうですが、臨床や研究が忙しくてということもありますし、過去を振り返る気にはまだなれなかったのかもしれません。しかし、年をとり職位もついてくると、自然と集まりに出ることも増えてきますし、責任も出てきます。私の場合は、保健学研究科の副研究科長をしている時に2年間、学内からの代表ということで神緑会の理事を務めさせていただきました。その時に前田会長や理事の先生方にはたいへんお世話になりましたし、神緑会の活動なども知ることができました。その後、研究科長になりましたので、一旦、理事を辞することになりました。今年の3月で研究科長の任期を終えましたので、再び理事に選出していただき、その後の新理事による会合で会長にご指名いただきました。
 前田先生がこれまで12年間の長きにわたり会長を務めてこられた後ですし、前田先生が神緑会の企画・会計・広報などの全般にわたって仕事を自らこなされておられたことも理事の時に見ておりましたので、同じようには務まらないと思っております。また、新理事の先生方の半数以上は私より先輩ですので、もうすぐ還暦を迎える私でもまだまだ若輩であり、うまくやっていけるのか不安はあります。
 しかし、神緑会というのは、定款にありますように「医学の教育・研究の発展向上及び学術の発展に寄与することを目的とする」ための法人であり、組織を拡大して利潤を追求する団体ではありません。
 やるべきことは純粋に神戸大学医学医学科を卒業された先生方にできるだけ多く神緑会にご参加していただけるようにすること、そして学生から若手の研究者・臨床医、中堅の研究者、勤務医、開業医の先生方に対して何らかの形で教育・研究・学術に関するご支援することだと思っております。就任してみると思っていた以上の膨大で多岐にわたる仕事があります。
 まずは9月1日、神戸大学医学部医学科創立75周年・神戸病院創立150周年記念事業があります。盛会のうちの終わることを祈念しております。
 神緑会の先生方におかれましては、私をはじめとして経験の少ない理事会ではありますが、神緑会の発展のために尽力する所存ですので、何卒ご支援・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2019年8月22日