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「兵庫骨を守る会」

2018年12月28日

「兵庫骨を守る会」理事長、神戸労災病院 院長 鷲見正敏のロゴ


骨を守る会ポスター この度、兵庫県においても「骨粗鬆症」に対処するためのNPO法人「兵庫骨を守る会」を発足する運びとなりました。
 日本は2010年から超高齢社会へと突入し、2025年には4人に1人が受給者になるため、医療財政のバランスが崩れ始めると危惧されています。しかし、2025年を待たずとも、現在、私たちの周りの患者さんたちの疾病構造は大きく変容してきています。
 こんな中、大部分の住民が高齢化するため、「骨粗鬆症」はその生活に大きな影響を及ぼす重要な病態となってきています。「圧迫骨折」、「大腿骨頸部骨折」を始めとした微力で発生する「骨折」が増多するため、みんなのQOL低下、健康寿命の短縮をきたし、結果として医療供給サイドへの「過度」の「負担」へと繋がっていきます。
 最近では、新しく「治療薬」が開発され、「骨粗鬆症」の進行が抑制され、不幸な骨折を防ぐことが可能になってきました。また、日本骨粗鬆症学会がパラメディカルの資格制度として導入した「骨粗鬆症マネージャー」による体制(骨粗鬆症リエゾンサービス)が徐々に浸透してきたことで、より患者さんに寄り添った診療システムも構築されつつあります。
 ただ、「骨粗鬆症」自体はほぼ「無症状」のため、「薬剤治療」に対するコンプライアンスは不良のままです。不幸な転帰としての「骨折」を防止するためには、治療の「開始」あるいは「継続」、「経過観察」という基本的な流れに一般住民のみなさんを巻き込む必要があります。「痛く」「不自由」になる前に、「QOL低下」の前に、症状が「なくとも」、予防、治療開始・継続という一連の動きを側面からサポートする体制が必要になります。
 私たちはこれらのサポートを目的として「兵庫骨を守る会」を立ち上げました。2018年8月31日には神戸市からNPOとしての承認を受けています。現時点で予定している活動は、市民啓発のための「市民講座」開設、骨粗鬆症の知識を広めるための「冊子」発行、そして、住民「検診」実施の3つです。将来的には「検診」をより広く実施することで要治療の「骨粗鬆症」患者さんを正当な「治療体系」へと誘導し、不幸な骨折を防止できることを願っています。大多数の住民に共通する大きな問題ですので、すでに乳がん患者さんが主体の「ピンクリボン運動」のようなものに発展できればと夢見ています。
 まだまだ、発足間もない段階です。また、最近の厳しい金銭的な状況のため、前途多難な状態ですが、考え方や長期的展望は正鵠を射ていると信じていますので、頑張ってみたいと思っています。ご存知のように、NPO法人を取り巻く金銭的環境はこれまでで最悪の事態に陥っています。このNPOの活動についてその趣旨に賛同いただけますようでしたら、ぜひとも賛助会員(一口50,000円)あるいは寄付金によるご支援を賜ることができればと期待申し上げています。下記事務局までご連絡いただければ対応させていただきますので、よろしくご協力をお願い申し上げます。また、疑問点がありましても遠慮なくお申し出下さい。


NPO法人「兵庫骨を守る会」ポスター、入会申込書(PDF 280KB)



NPO法人「兵庫骨を守る会」事務局:神戸市中央区京町70松岡ビル5F
担当:高月未来
TEL 070-4282-5829, FAX 078-330-4294
e-mail address: npo.hbhs@gmail.com
HP: http://www.hbhs.or.jp

※以下神戸新聞2018年12月12日掲載記事「骨粗しょう症知って防ごう」も併せてご覧下さい
2018年12月12日(水)記事(PDF 761KB)

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