山田 博規(昭和59年卒)著書「あなたはうつではありません」について

2019年5月16日

標記の件につきまして山田 博規先生より産業医、労働衛生コンサルタントの経験を通して、現在のメンタル対策というものの矛盾に気づきそれをまとめて本にしたのが 「あなたはうつではありません 」 という本です。ベスト新書から出版しています。とのご連絡を頂きました。以下内容紹介と山田先生からのコメントとを掲載させて頂きます。

山田 博規(昭和59年卒)著書「あなたはうつではありません」表紙写真
【内容紹介】
現在の精神科の診察基準では「人生の悩み」と「本当の病気」を区別できない!
・うつ病の診断書は、誰も逆らえない「印籠」
・「本当のうつ病」で苦しんでいる人もいる
・海外の大手製薬会社が日本にうつ病を「輸出」した
・さまざまな「善意」が今日の混乱をもたらした
・うつ病にほんとうに効く薬が発見された?
・精神科へ行く前にすべき10のこと」

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<山田先生からのコメント>

 拙著は総合大学としての神戸大学で学んだお陰で出せたものと母校にはとても感謝しています。教養部の2年間、英語、ドイツ語、フランス語、ラテン語が必修で、哲学や、文学や、憲法や、万葉集や、ギリシャ語やロシア語まで勉強できるようなカリキュラムの中で学べたことで教養というものの大事さについて、学べた気がします。勿論、教養部で、相対性理論や、量子力学の単位も取り、代数論や無限小解析と言った数学の勉強をしたことも覚えています。理系文系関係なく医者というものは、広く深い教養が必要なのだという大学からのメッセージだと思って、楽しく勉強したことを覚えています。
 勿論同時に医者としての知識や経験が無ければ、この本は成立し得ません。精神的な事に関して機械的に医学モデルを摘要している事に対する疑問は臨床を本当に経験した人間でないと出てこないからです。うつ病はセロトニン不足で起こると言われていますが、誰もうつ状態の生きている人間の脳脊髄液のセロトニン濃度を測った人はいないのです。しかしその仮説が一人歩きして世界を覆っている。その事によって、どれだけのモラルハザードが起こっているかという現実を明らかにした本です。神緑会の先生方も精神科の現実を知れば驚かれる事と思います。極論すれば、診断は患者の言いなり、予後は、経過を見ていくだけのことで予想など全くつかないのです。
 気持ちの事を病気として捉える事自体に対する疑問が、英語圏では髣髴と沸き起こっているのです。拙著の出版に関して、神緑会のホームページに掲載して頂けて本当に光栄です。

<昭和59年卒 山田 博規>

 

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