抗体医薬の抗がん作用を高める環状ペプチドを発見

2020年7月29日

 神戸大学大学院医学研究科シグナル統合学分野の村田陽二准教授、的崎尚教授らと、東京大学大学院理学系研究科の菅裕明教授、大阪大学蛋白質研究所の中川敦史教授らの研究グループは、がん細胞を食べる(貪食)能力を持つマクロファージ上のSIRPαという膜タンパク質に特異的に結合する環状ペプチドを発見しました。さらに、そのペプチドが抗体医薬により誘導されるマクロファージのがん細胞に対する貪食作用を高め、マウスに移植されたがん細胞の排除を増強することを明らかにしました。今後、有効性と安全性の高い最適化されたSIRPα結合環状ペプチドを開発できれば、がんの新たな治療薬になることが期待されます。

 この研究成果は、令和2年7月7日(現地時間)に、米国科学誌「Cell Chemical Biology」にオンライン掲載されました。
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